DTMサークルこそ、1年生を囲え!!

Pulses 観光担当のコモリです

 

私事ですがここ最近、所属している作曲サークル(http://artist.aremond.net/hoseitakuroku/)の

代表の座を次の代に受け渡し、めでたく上皇の座を頂きました。

尤も、このサークルには大上皇がいるので、私の権限は大して強くなってないのですが…

ともあれ、無事に代表職を終えることができました。そこで、この一年で感じた「1年生の大切さ」を元に、DTMサークル運営のお話をしたいと思います。


自分のやったサークル運営の方針について

自分が代表になった今年は、1年生に対する講習などといったサポートを中心に、サークルのスケジュールを組みました。

とにかく、1年生が自律的に作曲をできるようになる、これが自分の指針みたいな部分がありました。

要するに1年生への囲い込みですね。


何故、1年生の囲い込みなのか

理由は2点ほど。

一つ目はの理由は、DTMという行為の難易度の高さに由来します。

DTMやってる人たちは自在にDAWソフトを操り曲を作っていますが、冷静に考えて凄い技術です。

DTM続けてる人よりも、始めて挫折した人の方が多いと思います。その原因が曲作りという行為そのものの難しさです。

そんなクソ難しい行為をサークルのメイン活動にするとなるとさあ大変、他のサークルよりも圧倒的に敷居が高くなります。

となると、必然的に他のサークルよりも丁寧な対応が1年生には必要になります。これが一つ目の理由です。


二つ目の理由は内輪の話なのですが、自分の一個前の世代(今の2年生)で初心者が全く定着しなかったという部分があります。

本サークルはまだ出来て4年目というベンチャーサークルです。勢いは結構ありますが、変わりにノウハウがまだまだ足りません。

須らくしてか、初心者への囲い込みが上手くいかず、離れていってしまう新入部員が目立ちました。

これを阻止したいと思ったのが二つ目の理由です。


実際にやった取り組み3選

ここで、今年自分が今年行った取り組み紹介したいと思います。

Ⅰ.講習会

オーソドックスですが、講習会をやりました。主にDAWの紹介や使い方がメインとなります。

やってて思ったのが、突っ込んだところまで教えるとなると、お互いにある程度の知識が必要になってしまうので、本当に初歩的な部分しか教えられないな〜ということです。


Ⅱ.ジャンルの説明会

後輩の「この曲ってどういうジャンル?」という問いに対して先輩達がアンサーしてあげる感じです。

これ割と大事じゃね?って思ってます。

〇〇っぽい曲を作りたい、って思った時に〇〇っぽい曲がどういうジャンルなのかが分からないと調べようがないです。

それを解消するために新入生にざっくりとジャンルを教えてあげるのも大事かもしれません。


Ⅲ.新入部員&先輩のコラボコンピ

文字通り新入部員を先輩がリードする形で合作曲を作るという試みです。一人だとしんどくても先輩となら曲作れるかな〜と思い、前期の終盤ごろに試してみました。

結果として、曲自体はいくつか投稿してもらえたのですが、先輩が殆どやっていたりと、負んぶに抱っこみたいになったケースが多々見られました。ウーム。


・やっておけばよかった取り組み3選

次に、やっておけば良かったな〜と思う取り組みも紹介しておきます。

Ⅰ.インプットをさせる機会

インプットをする機会をこちらでもっと用意してあげればよかったかな〜と思います。インプットはめちゃくちゃ大事ですので…

一度だけそれらしい機会を用意はしたものの、自分の趣向に偏った曲ばかり用意してしまい、あまり有意義なものにできませんでした。

先輩達おススメの曲を用意して、何度かに分けて聞かせる。みたいな方が良かったかも。


Ⅱ.曲を作る行程を一から見せる

曲を作る流れを一通り見せて上げた方が良かったかな〜と今思ってます。ステムみたいなのをまとめて見せることはやったんですが、それよりもリアルタイムで出来ていく流れを見せた方が良いのかな〜と思いました(3分クッキングみたいに)


Ⅲ.1年生の活躍の場を増やす

1年生にはもっと主体的に曲を作る機械を与えてあげれば良かったなと思います。

例として、先輩にリードしてもらうよりも、期日までに自力で曲を作るという目標を与えるべきだったかと思います。

そして、その進捗を毎週聞くみたいな、宿題&メンター形式の方が良かったのでは?と感じてます。


まとめ

以上、この辺が代表をやってて思ったことなどでした。この世界にどれほどのDTMサークルがあるのか分かりませんが、そういうものに携わる人の参考に少しでもなれば幸いです。